
島本理生の小説を読んでみたいけど、なにから読めばいいのか分からない。
あわせて、おすすめポイントも知りたい。
今回はこんな疑問を解決していきます。
✔︎ 記事の内容
- 【直木賞受賞作家】島本理生とは??
- 【初めての島本理生】おすすめ小説人気ランキング5選
✔︎ この記事を書いている人

こんにちは!最近は通学中を本を読まないと落ち着かないふじあきです。
今回は、【初めての島本理生】おすすめ小説人気ランキング5選を紹介していきたいます。
最後まで読んでみてくださいね。
では、やっていきましょう!
【直木賞受賞作家】島本理生とは??

島本理生の魅力とは?
まずは、島本理生さんが受賞した作品をみてみましょう。
- 2001年 第44回群像新人文学賞の優秀作(シルエット)
- 2003年 第128回芥川龍之介賞候補 (リトル・バイ・リトル)
- 2004年 第130回芥川龍之介賞候補 (生まれる森)
- 2005年 第18回山本周五郎賞候補(ナラタージュ)
- 2005年 第135回芥川龍之介賞候補(大きな熊が来る前に、おやすみ)
- 2007年 第33回川端康成文学賞候補(Birthday)
- 2011年 第145回直木三十五賞候補(アンダスタンド・メイビー)
- 2015年 第21回島清恋愛文学賞受賞(Red)
- 2015年 第153回芥川龍之介賞候補(夏の裁断)
- 2018年 第159回直木三十五賞受賞(ファーストラブ)
参考:Wikipedia

「ナラタージュ」はものすごい人気だったわよね。
様々な賞を受賞している有名作家「島本理生」先生。
その魅力とはどこにあるのだろうか?
それは、一言で言えば「恋愛」である。
そう。島本理生の作品の多くは「恋愛」というジャンルである。
しかも、甘い「恋愛」ではなくドロドロとして苦く、そして辛い「恋愛」である。
島本理生は小学生の時から小説を書き始めたという。そして、17歳の時にデビューを飾っている。
島本理生の父と母は小学生の時に離婚し、その後すぐに母は再婚するが高校進学以来、再度離婚している。
その後、母子家庭となる。この再婚と離婚は島本理生の世界観に大きく影響を与えることになったのは、作品を見れば一目瞭然である。
そんな「恋愛」というテーマを主軸に活躍する作家「島本理生」先生のランキングを紹介していきたいと思う。
島本理生のおすすめ小説人気ランキング5選

5位. リトル・バイ・リトル
あらすじ
ふみは高校を卒業してから、アルバイトをして過ごす日々。
家族は、ふみ、母、小学校2年生の異父妹の女3人。
静かで平穏で、一見何の変哲もない生活だが、そこに時折暗い影を落とすのは、家族の複雑な過去だった。
習字の先生の柳さん、母に紹介されたボーイフレンドの周、2番目の父―。
「家族」を軸にした人々とのふれあいのなかで、ふみは少しずつ、光の射す外の世界へと踏み出してゆく。
角川文庫『リトル・バイ・リトル』裏表紙より

この作品は第25回野間文芸新人賞を受賞しているのよね?

そうだよ!この作品を一言で表すなら、純粋で若い恋愛小説だね。
恋愛の汚いところと綺麗な部分を鮮明に映し出しているよ。
- 物語を読み進めるほど恋愛がしたくなる
- 登場人物それぞれが個性的で、穏やかな雰囲気で話が展開される
- 重いテーマだが、読書後はスッキリすること間違いなし

僕は、「リトル・バイ・リトル」の表紙の写真が綺麗でお気に入りです。
4位. Red
あらすじ
夫の両親と同居する塔子は、可愛い娘がいて姑とも仲がよく、恵まれた環境にいるはずだった。
だが、かつての恋人との偶然の再会が塔子を目覚めさせる。
胸を突くような彼の問いに、仕舞い込んでいた不満や疑問がひとつ、またひとつと姿を現し、快楽の世界へも引き寄せられていく。
上手くいかないのは、セックスだけだったのに――。
『ナラタージュ』の著者が官能に挑んだ最高傑作!
中公文庫『Red』裏表紙より

これは少し大人向けの作品だわね

島本理生が初めて挑戦した官能小説だよ。
官能小説というよりは女性の生きずらさがわかる一冊だよ。
興味があるなら、一度目を通してみてほしいね。
- 島本理生が初めて挑戦した官能小説
- 女性の我慢と衝動が詰まった濃厚な1冊。
- 主人公の夫にイライラすること間違いなし

島本理生先生の魅力が詰まっている一作だよ。
3位. 大きな熊が来る前に、おやすみ
あらすじ
きっかけは本当につまらないことだった。
穏やかな暮らしを揺さぶった、彼の突然の暴力。それでも私は――。
互いが抱える暗闇に惹かれあい、かすかな希望を求める二人を描く表題作。
自分とは正反対の彼への憧れと、衝動的な憎しみを切り取る「クロコダイルの午睡」。
戸惑いつつ始まった瑞々しい恋の物語、「猫と君のとなり」。恋愛によって知る孤独や不安、残酷さを繊細に掬い取る全三篇。
新潮文庫『大きな熊が来る前に、おやすみ。』裏表紙より

お。ここに来て短編集がランクインしてきたわね

表題はDVが「テーマ」となっているけれど、言葉にすることの重要性、大切なひとに向き合うことの難しさがにじみ出る作品だったよ。
- 儚くて柔らかな雰囲気が独特
- いつ読んでも、胸がはちきれそうな気持ちになる
- 本作の主人公たちはクールで素敵

短編集こそに作者のオリジナリティーが浮き出ると自分は思う
2位. ファーストラブ
あらすじ
夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。
彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。
環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。
環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。
なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。
そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは?
「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。
文春文庫『ファーストラブ』裏表紙より

「ファーストラブ」は直木賞を受賞しているのよね?

その通り!第159回直木賞受賞作だよ。
この作品のテーマは「性的虐待」なんだ。
重いテーマではあるけど柔らかい文章だから読みやすいよ。
- 親が子供に放つ言葉の重さが実感できる
- 人間の愚かさと暖かさが身にしみる作品
- 主演:北川景子「ファーストラブ」映画化

まだ自分は映画を見たことはないだよな。休日に TSUTAYAで借りてこようかな
1位. ナラタージュ
あらすじ
お願いだから私を壊して、帰れないところまで連れていって見捨てて、あなたにはそうする義務がある
―大学二年の春、母校の演劇部顧問で、思いを寄せていた葉山先生から電話がかかってきた。
泉はときめきと同時に、卒業前のある出来事を思い出す。
後輩たちの舞台に客演を頼まれた彼女は、先生への思いを再認識する。
そして彼の中にも、消せない炎がまぎれもなくあることを知った泉は―。
早熟の天才少女小説家、若き日の絶唱ともいえる恋愛文学。
角川文庫『ナラタージュ』裏表紙より

切なくて繊細な恋愛小説だったわ

主人公の顧問の大人っぽいのに子供っぽい葉山先生に引き込まれたよ。
こんなに豊かな愛情表現を見たのは初めてだったね。
- 今を生きながら、過去を重ねる20歳の恋愛小説。
- 島本理生が描くとても綺麗な文章に注目
- 主演:有村架純 「ナラタージュ」映画化

初めて島本理生先生の作品に出会ったのは「ナラタージュ」でした
この記事で紹介した作品まとめ
【本が好きな人必見】1冊10分で読破できる方法とは?

1冊10分で読破できる方法なんてあるのかよ!
結論から言うと、1冊10分で読破する方法とは「プロの要約を読む」です
【超有益】「flier」(フライヤー)ってどんなサービス?
簡単にいうと、
「flier」(フライヤー)とは、
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それでは良い読書ライフを。
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