大学院生

【大学院】修士卒で研究職に就くのは難しい?←そんなことはない・対策

大学院生

大学院生です。

  • 研究職に就くのは難しい?
  • 研究職に就くためにやるべきことは?
  • 研究職の仕事内容は?

今回はこんな疑問を解決していきます。

※記事内に広告(PRなど)を含む場合があります。

✔︎ 記事の内容

  • 【大学院】修士卒で研究職に就くのは難しい?
  • 【難しい】修士卒で研究職に就くためにやるべきことは?
  • 【理系】研究職の仕事内容などを解説
  • 修士卒で研究職に就く上でよくある質問は?

✔︎ この記事を書いている人

この記事を書いているのは、理系で数学科で研究活動に没頭していたものです。自分の経験を伝えることで「理系学生の力になりたい」という目的で記事を書いています。

「研究職に就きたいけど、修士卒では無理かもしれない…」

そんな不安を抱えていませんか?

確かに、研究職は厳しい競争が待ち受ける分野です。

しかし、修士卒でも可能性はゼロではありません。

この記事では、修士卒で研究職に就く難しさの裏側にある希望や、チャンスを掴むための方法について、具体的に解説していきます。

では、いきましょうm(_ _)m

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【大学院】修士卒で研究職に就くのは難しい?

ここから、修士卒で研究職に就くのは難しいのかを解説していきますね。

簡単にまとめると以下の感じ。

  • 前提:そもそも『研究職』とは?
  • 結論:修士卒で研究職に就くのは難しい
  • 希望:修士卒で研究職に就くのは可能
  • 注意:研究職自体の求人が少ない
  • 余談:研究職を諦めないで

それぞれ順番に解説していきますね。

前提:そもそも『研究職』とは?

「研究職」とは、企業や研究機関で新しい知識や技術の発見・開発を行う職業のことを指します。

研究職は、大学や企業の研究所で働く科学者やエンジニアなどを含みます。具体的には、新薬の開発、技術革新、新素材の研究など、各分野での最先端の研究を担当します。

研究職は、高度な専門知識とスキルが求められるため、多くの企業では博士号(Ph.D.)を持つ人材を優先する傾向があります。ただし、修士号(M.Sc.)を取得している場合でも、企業や業界によっては研究職に就くチャンスがあります。

ここでは、修士卒で研究職に就くことの難しさや可能性について詳しく解説します。

結論:修士卒で研究職に就くのは難しい

修士卒で研究職に就くことは、一般的には難しいとされています。

その理由は、企業が新しい知識の創出や高度な技術革新を求める際、博士号を持つ人材の方が専門性が高いと見なされるからです。特に、大手企業や研究開発を重視する業界では、博士号取得者が圧倒的に有利です。また、修士卒の場合、研究職としてのキャリアをスタートさせるのが難しいだけでなく、同じ職場で働く博士卒の同僚と比べて昇進や給与の面でも差がつく可能性があります。

そのため、修士卒で研究職を目指す場合は、これらの現実を踏まえた上での戦略が必要です。

希望:修士卒で研究職に就くのは可能

とはいえ、修士卒でも研究職に就くことは可能です。

特に、中小企業やスタートアップでは、博士号よりも即戦力となるスキルや経験を重視する傾向があります。さらに、特定の分野で実務経験を積むことや、特定の研究プロジェクトで成果を上げることで、修士卒でも研究職に就けるチャンスが増えます。特に、技術革新が求められる分野では、柔軟な人材が重宝されるため、修士卒でも一定の評価を得ることができます。

重要なのは、自分のスキルセットを最大限に活かし、研究職への道を模索することです。

注意:研究職自体の求人が少ない

研究職の求人は全体的に少ない傾向にあります。

特に、日本の市場においては、研究開発に多額の予算を割く企業が限られており、ポジションの競争率が非常に高いのが現状です。さらに、研究職の求人は特定の分野に集中することが多く、自分の専門分野とマッチする求人を見つけることも一つのハードルです。

そのため、研究職を希望する場合は、求人情報をこまめにチェックし、早い段階からキャリアプランを立てることが重要です。また、国内だけでなく、海外の研究職にも目を向けることで、チャンスを広げることができます。

余談:研究職を諦めないで

研究職に就くのが難しいという現実がある一方で、諦める必要はありません。

大切なのは、自分の目指す方向性と業界のニーズをしっかりと見極めることです。また、修士卒であることをポジティブに捉え、自分自身の強みを前面に出してアピールすることも大切です。研究職を目指すのであれば、必要なスキルを習得し、常に学び続ける姿勢を持つことで、道は必ず開けてきます。

たとえ一度挫折しても、その経験を糧にして前進し続けることが、最終的には成功へと繋がります。

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【難しい】修士卒で研究職に就くためにやるべきことは?

ここから、修士卒で研究職に就くためにやるべきことを解説していきますね。

簡単にまとめると以下の感じ。

  • その①:専門知識と技術の習得を深める
  • その②:インターンシップや共同研究で実務経験を積む
  • その③:面接対策を重点的に行う
  • その④:最新の研究動向や技術トレンドを知る
  • その⑤:研究成果を示すポートフォリオを作成

それぞれ順番に深掘りしていきますね。

その①:専門知識と技術の習得を深める

研究職を目指すためには、まず何よりも専門知識と技術の深い習得が必要です。

修士課程では、特定の分野に特化した研究を行うことで専門知識を深めることが可能です。しかし、それだけでは足りません。修士卒の場合、博士卒と比較して専門性や研究実績が乏しいと見なされがちです。そのため、自己学習や追加の講座、オンラインコースを通じて知識をさらに深め、最新の研究成果や技術を学ぶことが大切です。また、学会に参加し、最新の研究トレンドを把握することも有効です。

特に、自身の研究テーマに関連する分野の学会で積極的にネットワーキングを行い、専門家との交流を深めることは、研究職を目指す上での大きなプラスとなります。

その②:インターンシップや共同研究で実務経験を積む

研究職に就くためには、学術的な知識だけでなく、実務経験も重要です。

インターンシップや共同研究に参加することで、実際の研究現場で必要とされるスキルや知識を身に付けることができます。企業や研究機関では、実践的なスキルや問題解決能力を持つ人材が求められています。そのため、インターンシップや共同研究を通じて、自らのスキルを実際のプロジェクトで試し、磨きをかけることが大切です。また、こうした経験は履歴書や面接でのアピールポイントとなり、採用担当者に強い印象を与えることができます。

加えて、インターンシップで得た人脈は、将来的なキャリアにも役立つでしょう。

その③:面接対策を重点的に行う

修士卒で研究職を目指す際には、面接対策が非常に重要です。

特に、修士課程での研究内容をどのように説明し、企業や研究機関のニーズにどう貢献できるかを的確に伝える能力が求められます。面接官は、単に知識や技術を持っているだけでなく、それを実際に応用できる力があるかどうかを見極めます。そのため、事前に模擬面接を行い、プレゼンテーションやディスカッションの練習を重ねることが重要です。また、過去の研究やプロジェクトの成果を具体的に示し、自分の強みを明確に伝える準備をしましょう。

さらに、企業や研究機関の情報を事前にリサーチし、その理念や方針に沿った回答を準備することで、より効果的なアプローチが可能になります。

その④:最新の研究動向や技術トレンドを知る

研究職に就くためには、常に最新の研究動向や技術トレンドを把握していることが求められます。

特に、研究開発が急速に進む分野では、数ヶ月の間に新しい技術や手法が次々と登場します。最新の論文や学術誌、業界ニュースを定期的にチェックし、情報収集を怠らないことが重要です。さらに、学会やセミナーに参加することで、他の研究者と情報交換を行い、自身の研究に活かすことも可能です。このような活動を通じて、自分の専門分野だけでなく、関連分野にも目を向けることで、新しい視点やアイデアを得ることができます。

これにより、自身の研究の幅を広げ、研究職への道を開くことができます。

その⑤:研究成果を示すポートフォリオを作成

研究職に応募する際には、研究成果を効果的に示すためのポートフォリオを作成することが必要です。

ポートフォリオには、自身の研究テーマやその成果、使用した手法や技術を具体的に示し、過去のプロジェクトでの貢献を明確に記載します。また、論文や学会発表などの実績も含めることで、応募先の企業や研究機関に対して、自分がどのような価値を提供できるかを伝えます。特に、ポートフォリオは視覚的に魅力的で、内容が簡潔にまとまっていることが重要です。

これにより、面接官に強いインパクトを与え、採用の可能性を高めることができます。

【理系】研究職の仕事内容などを解説

ここから、研究職の仕事内容などを解説していきますね。

簡単にまとめると以下の感じ。

  • その①:基礎研究
  • その②:応用研究
  • 疑問:開発職との違いは?
  • 就職先①:民間の研究部署
  • 就職先②:大学の研究室
  • 就職先③:大学の研究室

それぞれ順番に深掘りしていきますね。

その①:基礎研究

基礎研究は、科学の根本を解明するための探求活動です。

物理、化学、生物学など、様々な分野で自然現象や物質の特性、生命の仕組みなどを理解することを目的としています。

具体的な成果がすぐに実用化されるわけではありませんが、新しい理論や発見が後に大きな技術革新や応用研究の基盤となることが多いです。基礎研究に携わる研究職は、高度な専門知識と深い探究心を持ち、長期的な視野で取り組む必要があります。

理系の学生にとっては、自分の専門分野で新たな知見を生み出すことができる魅力的なキャリアパスですが、同時に結果が出るまでの時間が長いことを理解し、粘り強く研究を続ける忍耐力が求められます。

このように、基礎研究は理系研究職の核となる分野であり、未来の科学技術に大きな影響を与える可能性を秘めています。

その②:応用研究

応用研究は、基礎研究で得られた知見をもとに、具体的な製品や技術の開発を目指す研究です。

ここでは、基礎研究で発見された理論や技術を実社会で活用できる形に進化させることが求められます。

例えば、化学分野では新しい素材の開発や、医薬品の有効性を検証する研究が行われます。応用研究は、製品化や技術開発に直結しており、その成果が企業の競争力に大きく貢献することが多いです。

研究職として応用研究に携わる場合、実用化を見据えた現実的な視点と、技術的な創造力が求められます。

理系の学生にとって、応用研究は自分の知識や技術を社会に役立てることができる点で大きなやりがいを感じるでしょう。

疑問:開発職との違いは?

研究職と開発職は、どちらも技術や製品の進歩に貢献する職業ですが、そのアプローチや目的には違いがあります。

研究職は、新しい知識や技術を発見・発展させることに焦点を当てています。一方、開発職は、既存の技術や知識を用いて、具体的な製品やシステムを実際に作り上げることが主な役割です。

例えば、研究職が新しい材料の特性を明らかにする一方で、開発職はその材料を用いた新しい製品を設計・製造します。

このように、研究職は創造性と探究心が求められるのに対し、開発職は実践的な技術力と応用力が重要となります。

理系の学生がどちらに適性があるかを見極めるためには、自分の興味やキャリアビジョンに合った道を選ぶことが大切です。

就職先①:民間の研究部署

民間企業の研究部署は、応用研究や製品開発に直結した研究を行う場です。

多くの企業が、新しい技術や製品の開発を目指して研究を進めており、その成果が企業の成長に直結します。

例えば、化学メーカーでは新しい材料の開発やプロセスの改良、製薬会社では新薬の研究が行われています。

民間企業の研究部署で働く研究者は、実用化を目指した研究に従事するため、成果を出すことが強く求められます。また、チームでの協力や他部門との連携も重要な要素となります。

理系の学生にとって、民間の研究部署は、自分の研究が実社会でどのように役立つかを実感できる魅力的な就職先です。

就職先②:大学の研究室

大学の研究室は、基礎研究を中心に行う場所であり、自由な発想で研究を進めることができる環境が整っています。

多くの大学研究室では、長期的な視点で科学的な課題に取り組み、新しい知識や技術の発見を目指しています。

大学の研究室で働く研究者は、教授や他の研究者、大学院生と共に、共同研究や個別のプロジェクトに取り組みます。

理系の学生にとって、大学の研究室は、自分の研究テーマに深く没頭できる場であり、アカデミアでのキャリアを築くための重要なステップとなります。

また、学会での発表や論文執筆など、研究者としての基盤を築く機会も多く、学問的な成果を追求することが可能です。

就職先③:大学の研究室

国の研究機関は、基礎研究から応用研究まで、幅広い分野で研究を行う場所です。

ここでは、公共の利益を目的とした研究が進められており、エネルギー、環境、医療など、社会的に重要な課題に取り組むことが多いです。

国の研究機関で働く研究者は、高度な専門知識と技術を持ち、国家レベルのプロジェクトに参加することができます。

理系の学生にとって、国の研究機関は、社会に貢献するための研究を行うことができる貴重な就職先です。

ここでは、長期的な視点で研究を進めることができるため、深く掘り下げた研究が可能であり、研究者としての成長が期待できます。

修士卒で研究職に就く上でよくある質問は?

ここから、修士卒で研究職に就く上でよくある質問に答えていきます。

簡単にまとめるとこんな感じ。

  • その①:研究職に就くためには修士課程を修了する必要は?
  • その②:修士卒で研究職に就くために必要なスキルや経験は?
  • その③:研究職でのキャリアパスはどのようなものか?
  • その④:修士卒で研究職に就くメリットとデメリットは何か?
  • その⑤:企業の研究職の選考で重視されるポイントは?
  • その⑥:修士卒の研究職として企業を選ぶ際のポイントは?
  • その⑦:研究職はきつい?
  • その⑧:研究職の平均年収は?
  • その⑨:研究職は狭き門なのか?
  • その⑩:研究職はどんな人が向いている?

それぞれ順番に解説していきますね。

その①:研究職に就くためには修士課程を修了する必要は?

研究職に就くために修士課程の修了は必須ではありませんが、非常に有利になります。

多くの企業や研究機関では、修士以上の学位を持つ人材が求められることが一般的です。

特に専門的な研究を行うポジションでは、修士卒が最低限の条件とされることも少なくありません。なぜなら、修士課程では、研究の基礎を学ぶだけでなく、独自の研究テーマに取り組み、その過程で得た深い知識やスキルが評価されるからです。また、修士課程での研究経験は、実務における課題解決能力や論理的思考力の向上にも寄与します。

そのため、研究職を目指すなら、修士課程の修了は強い武器となります。

その②:修士卒で研究職に就くために必要なスキルや経験は?

修士卒で研究職に就くためには、以下のスキルや経験が必要とされます。

まず、専門分野における高度な知識と技術が求められます。

これは、修士課程での研究活動を通じて身につけた理論的な知識だけでなく、実験やデータ解析のスキルも含まれます。次に、論文執筆能力やプレゼンテーションスキルも重要です。これらは、研究成果を効果的に伝えるために必要とされる能力であり、企業や学術機関での評価基準となります。また、インターンシップや共同研究を通じて得た実務経験もプラス要素です。

さらに、コミュニケーション能力やチームワークも、研究職においては欠かせないスキルとされています。

その③:研究職でのキャリアパスはどのようなものか?

研究職でのキャリアパスは、多様であり、個々の選択肢によって異なります。

一般的には、入社当初はアシスタントリサーチャーやジュニアリサーチャーとしてスタートし、数年の経験を積むことでリサーチャーやシニアリサーチャーへと昇進します。

その後、研究の専門性をさらに深めるために、プロジェクトリーダーや研究部門のマネージャー、さらにはディレクターやチーフサイエンティストのような役職に進むことが可能です。また、企業内でのキャリアパスにとどまらず、大学や研究機関での教員職や、独立して起業するケースもあります。

このように、研究職は様々な方向にキャリアを広げることができるのが魅力の一つです。

その④:修士卒で研究職に就くメリットとデメリットは何か?

修士卒で研究職に就くことには、いくつかのメリットとデメリットがあります。

メリットとしては、研究者としての基礎的な知識や技術を活かして、専門分野での深い探求ができることです。また、研究職に就くことで、自分の興味や情熱を仕事にできるという満足感も得られるでしょう。一方で、デメリットとしては、研究職自体が非常に競争が激しく、特に修士卒の場合、博士卒と比べてポジションを得るのが難しいことがあります。

さらに、研究の成果が必ずしもすぐに出るわけではないため、忍耐力と継続的な努力が求められる点も注意が必要です。

その⑤:企業の研究職の選考で重視されるポイントは?

企業の研究職の選考では、いくつかの重要なポイントが評価されます。

まず、最も重視されるのは、専門知識と技術力です。特に企業が取り組んでいる研究分野に関連する知識やスキルは、採用担当者からの評価が高くなります。次に、論理的な思考力や問題解決能力も評価の対象です。研究職では、複雑な問題に直面することが多く、それを解決するための独創的なアプローチが求められます。また、コミュニケーション能力やチームワークも重要です。研究は単独で行うことは少なく、他の研究者や部門と協力して進めることが多いためです。

これらの要素がバランスよく備わっているかが、選考の決め手となります。

その⑥:修士卒の研究職として企業を選ぶ際のポイントは?

修士卒で研究職を選ぶ際のポイントとして、いくつかの重要な要素があります。

まず、企業の研究開発の方向性や、どの分野での研究を重視しているかを確認することが重要です。自分の興味や専門分野と一致している企業を選ぶことで、キャリアの成長が期待できます。次に、研究環境や設備、支援体制も考慮するべきです。研究職としての仕事が効率的に進められるかどうかは、企業の設備やサポート体制に大きく依存します。さらに、研究者としての自由度やキャリアパスも重要なポイントです。

企業がどのような研究者を求めているか、またその研究者がどのように成長できるかを理解することが大切です。

その⑦:研究職はきつい?

研究職は、時に非常に過酷な職業であると言われます。

長時間にわたる実験やデータ分析、予期せぬ結果に直面することも多く、精神的にも肉体的にも負担が大きいです。また、研究の成果がすぐに得られないことも多く、結果が出るまでには忍耐が必要です。さらに、論文の執筆や学会での発表など、常に成果を求められるプレッシャーもあります。しかし、このような困難を乗り越えた先に、自分の研究が新しい知見を生み出し、社会に貢献するという大きなやりがいがあります。

そのため、研究職は「きつい」と感じる場面も多いですが、同時に大きな達成感を得られる職業でもあります。

その⑧:研究職の平均年収は?

研究職の平均年収は、業界や地域、企業の規模によって大きく異なります。

一般的には、修士卒の研究職の初任給は他の職種と比べて高めの水準にありますが、博士卒の研究職と比べると低い場合が多いです。日本国内の平均的な研究職の年収は、おおよそ400万~600万円の範囲に収まることが多いです。ただし、企業の規模や研究内容によってはさらに高い年収が期待できる場合もあります。また、昇進や研究成果によって年収が増加することもあります。

研究職としてのキャリアを積むことで、将来的には高い収入を得ることも可能です。

その⑨:研究職は狭き門なのか?

研究職は、一般的に「狭き門」と言われることが多いです。

特に、修士卒の場合、博士卒との競争が激しくなることが多く、採用のハードルが高いです。

企業や研究機関の研究ポジションの数は限られており、優秀な人材が多数応募するため、競争率が非常に高くなります。しかし、求められるスキルや経験をしっかりと積んでいれば、チャンスをつかむことは可能です。特に、特定の分野での専門知識や技術を磨き、実務経験を積むことで、競争の中でも際立った存在になることができます。そのため、諦めずに目標に向かって努力を続けることが重要です。

その⑩:研究職はどんな人が向いている?

研究職に向いている人にはいくつかの共通した特徴があります。

まず、好奇心が旺盛であることが重要です。新しい知識や技術を常に追い求め、未知の領域に挑戦する姿勢が求められます。また、問題解決能力が高いことも大切です。研究職では、実験や調査を通じて新しい知見を得るために、複雑な問題を解決する能力が必要です。さらに、粘り強さや忍耐力も欠かせません。研究は時に長期間にわたる試行錯誤が伴うため、結果が出るまで根気よく続けることが求められます。

加えて、チームワークのスキルも重要です。多くの研究プロジェクトは複数人の協力によって進められるため、協調性とコミュニケーション能力が必要です。また、自己管理能力があることも望まれます。研究には計画的な実施や時間管理が欠かせないため、自分自身のスケジュールやタスクをしっかり管理できる能力が求められます。最後に、専門知識の深化と継続的な学習に対する意欲も必要です。研究職では常に最新の情報や技術を学び続けることが求められます。

まとめ:修士卒で研究職に就くのは難しい

修士卒で研究職に就くことは、確かに難しい側面があります。

特に、博士号を持つ人材が優遇される傾向が強く、企業の中でのキャリアパスや昇進の面でも不利になることがあります。

しかし、希望が全くないわけではありません。中小企業やスタートアップでは即戦力としてのスキルが評価されるため、修士卒でも研究職に就けるチャンスはあります。また、研究職の求人自体が少ないことを考慮し、国内外問わず幅広い視野でキャリアを探ることが大切です。

さらに、研究職を目指す過程で得た経験や知識は、必ずしもその道に限らず、他の分野でも生かせることができます。たとえ研究職に就くのが難しくても、自分の強みを活かせる新たな道を見つけることが重要です。諦めずに挑戦し続ける姿勢が、最終的には大きな成果をもたらすでしょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。以上です。

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