大学院生です。
- 修士論文のページ数は?
- 注意点を知りたい
- 大学院によって異なるのか?
今回はこんな疑問を解決していきます。
※記事内に広告(PRなど)を含む場合があります。
✔︎ 記事の内容
- 【目安】修士論文のページ数はどれくらい?
- 修士論文を書くうえで注意するべき点は?
- 修士論文を書く上でよくある質問に回答
✔︎ この記事を書いている人
この記事を書いているのは、理系で数学科で研究活動に没頭していたものです。自分の経験を伝えることで「理系学生の力になりたい」という目的で記事を書いています。
修士論文の執筆を控えた大学院生の皆さん、ページ数についてお悩みではありませんか?
修士論文は、研究者としての力量を示す重要な書類であり、そのボリュームは研究内容の深さや方法論の詳細さによって決まります。
今回は、修士論文のページ数がなぜ100ページ以上が一般的とされているのか、その背景にある理由と注意点について詳しく解説していきます。
あなたの修士論文が、より効果的なものとなるよう、ぜひ参考にしてみてください。
では、いきましょうm(_ _)m
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【目安】修士論文のページ数はどれくらい?
ここから、修士論文のページ数はどれくらいなのかを解説していきますね。
簡単にまとめると以下の感じ。
- 前提:そもそも『修士論文』とは?
- 結論:修士論文のページ数は100ページ以上
- 理由:書くべきことが多いから
- 注意:分野や指導教員の指示などによって異なる
- 余談:英語で書く場合ページ数は変わる
それぞれ順番に解説していきますね。
前提:そもそも『修士論文』とは?
修士論文とは、大学院生が修士課程を修了するために提出する学術的な研究論文のことを指します。
修士課程における学びの集大成であり、研究の背景、目的、方法、結果、考察、結論といった構成を持つことが一般的です。また、修士論文の目的は、研究者としての基礎的な能力を証明するためのものであり、専門的な知見を深め、問題解決能力を身につけるために執筆されます。そのため、修士論文はただのレポートではなく、研究の新規性やオリジナリティを求められることが多いです。
修士論文を執筆することで、学生は自らの研究を通じて学問の進展に寄与することが期待されています。
結論:修士論文のページ数は100ページ以上
修士論文のページ数は、一般的に100ページ以上が目安とされています。
これは、修士論文が単なるレポートではなく、研究の全過程を詳細に説明し、十分なデータと考察を含む必要があるためです。通常、研究の背景や目的、方法論、結果、考察、結論といった各セクションが構成され、それぞれに充実した内容が求められるため、ページ数が増える傾向にあります。
特に、データの分析や考察に時間をかける場合、100ページ以上のボリュームが必要となることが多いです。また、各セクションのバランスも重要で、全体を通して読みやすく、論理的な一貫性が求められます。
理由:書くべきことが多いから
修士論文のページ数が多くなる理由は、書くべき内容が非常に多いからです。
修士論文は、単に結果を示すだけでなく、研究の目的や背景を詳細に述べ、どのような方法で研究が進められたかを明確に説明する必要があります。また、得られた結果についても深い考察を行い、結論に至るまでのプロセスをしっかりと記述することが求められます。さらに、参考文献や先行研究との比較、研究の限界や今後の展望なども含めると、その内容は膨大になります。
このように、修士論文には研究の全体像を網羅的に記述する必要があり、そのためページ数が100ページ以上になることが一般的です。
注意:分野や指導教員の指示などによって異なる
修士論文のページ数は、あくまで目安であり、分野や指導教員の指示によって大きく異なる場合があります。
例えば、理系の論文では、実験データやグラフ、図表などが多くなるため、ページ数が多くなる傾向があります。一方、文系の論文では、理論的な議論や文献の引用が中心となるため、ページ数が少なくなる場合もあります。また、指導教員の方針や大学の規定によっても、求められるページ数や構成が異なることがあります。
そのため、修士論文のページ数に関しては、事前に指導教員と十分に相談することが重要です。
余談:英語で書く場合ページ数は変わる
修士論文を英語で書く場合、ページ数が変わることがあります。
英語論文では、日本語よりも一文が短く簡潔になる傾向があるため、全体のページ数が増える場合もあります。逆に、英語の方が専門用語や定型表現が充実しているため、簡潔にまとめられることもあります。また、英語での論文作成には、非ネイティブの学生にとっては独自の課題があり、文法や表現の正確さ、英語独特の論理展開などに注意を払う必要があります。
いずれの場合も、英語での執筆を希望する場合は、十分な準備とリソースの確保が必要です。
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修士論文を書くうえで注意するべき点は?
ここから、修士論文を書くうえで注意するべき点を解説していきますね。
簡単にまとめると以下の感じ。
- その①:研究テーマをしっかり決める
- その②:独自の仮説や結論を入れる
- その③:教授からの確認をもらう
- その④:先輩などの先行研究を参考にする
- その⑤:論文構成を意識する
それぞれ順番に深掘りしていきますね。
その①:研究テーマをしっかり決める
修士論文を成功させるためには、まず「研究テーマをしっかり決める」ことが重要です。
研究テーマは、論文全体の方向性を決定づけるものであり、その選び方次第で成果の質が大きく変わります。
テーマは、自分が本当に興味を持っている分野から選ぶことが望ましいです。興味が持てないテーマで進めると、モチベーションが下がり、論文作成が苦痛になる可能性があります。また、テーマの選定においては、現実的な範囲で実行可能かを考慮しなければなりません。過度に広いテーマや難易度が高すぎるテーマは、時間的・リソース的に達成が困難です。
そのため、最初の段階で指導教員や研究仲間とよく相談し、適切な研究テーマを設定することが成功の鍵となります。
その②:独自の仮説や結論を入れる
修士論文の中で、独自の仮説や結論を持つことは非常に重要です。
これは、既存の研究に対して新たな視点やアプローチを提供することであり、論文にオリジナリティと価値をもたらします。
例えば、単に他の研究の結果をまとめるだけでなく、自分自身の視点や仮説を基にデータを分析し、新たな結論を導き出すことが求められます。独自の仮説を立てるためには、研究分野の先行研究を深く理解し、その上で既存の知見に対する批判的な視点を持つことが重要です。
また、仮説や結論を論理的かつ説得力のある形で示すためには、実証データや実験結果の分析を通じて根拠をしっかりと築く必要があります。
これにより、修士論文の質が向上し、研究者としての評価も高まります。
その③:教授からの確認をもらう
修士論文を執筆する際には、「教授からの確認をもらう」ことが重要です。
指導教員の確認を受けることで、論文の方向性や内容に問題がないかを早期に確認でき、研究の進行がスムーズになります。
特に、研究テーマの設定や仮説の構築、実験方法の選定など、重要なポイントについては、定期的に指導教員と相談することが求められます。
教授からのフィードバックは、経験に基づいた有益なアドバイスであり、研究の進め方や論文の構成についても具体的な指示をもらうことができます。また、指導教員とのコミュニケーションを通じて、論文の品質を向上させるだけでなく、研究者としての成長にもつながるでしょう。
定期的な確認を怠らず、指導教員と良好な関係を築くことが、成功への近道です。
その④:先輩などの先行研究を参考にする
修士論文の執筆において、「先輩などの先行研究を参考にする」ことも非常に有効です。
過去の論文や研究事例を参照することで、研究の進め方やデータの取り扱い、論文の構成方法などについて具体的なヒントを得ることができます。
特に、自分の研究分野に関連する先輩の論文を読むことで、分野特有の表現や形式、分析手法の理解が深まります。また、先行研究を参照することにより、自分の研究がどのように新しい貢献をしているのかを明確に示すことができます。
ただし、先行研究をそのまま模倣するのではなく、自分の研究にどのように生かすかを考えることが重要です。
研究の新規性や独自性を保ちつつ、先輩の知見を賢く活用することで、より質の高い論文を目指しましょう。
その⑤:論文構成を意識する
修士論文を書く際には、「論文構成を意識する」ことも欠かせません。
論文の構成がしっかりしていないと、読者にとって理解しづらい内容になりがちです。
論文構成には、研究の目的、方法、結果、考察、結論といった基本的なセクションが含まれますが、それぞれのセクションの役割と内容を明確にし、論理的な流れを持たせることが重要です。例えば、研究の背景や目的を十分に説明した上で、方法論の詳細を明示し、得られた結果をどのように考察するかという流れをきちんと整えることが求められます。
また、各セクション間のつながりを意識して、スムーズな論理展開を心がけることで、論文全体の質を高めることができます。
読者が読みやすく、納得しやすい構成を意識しながら執筆を進めましょう。
修士論文を書く上でよくある質問に回答
ここから、修士論文を書く上でよくある質問に回答していきますね。
簡単にまとめると以下の感じ。
- その①:どのようにして研究テーマを選べば良いか?
- その②:論文の構成はどうすれば良いか?
- その③:引用の形式はどのように統一すれば良いか?
- その④:先行研究の調査はどの程度まで行うべきか?
- その⑤:オリジナリティをどう示せば良いか?
- その⑥:データ収集方法はどう選べば良いか?
- その⑦:論文の分量はどのくらいが適切か?
- その⑧:執筆のスケジュール管理方法は?
- その⑨:論文提出後の発表に向けてどう準備すれば良いか?
- その⑩:誤字脱字のチェックや校正はどう行うべきか?
それぞれ順番に解説していきますね。
その①:どのようにして研究テーマを選べば良いか?
修士論文の成功は、適切な研究テーマの選定に大きく依存します。
まず、自分の興味や情熱を感じる分野を選ぶことが重要です。興味のないテーマではモチベーションを維持するのが難しく、論文の質にも影響が出る可能性があります。次に、学術的な意義があり、かつ現実的な範囲で実現可能なテーマを選ぶ必要があります。そのためには、先行研究を調査し、現在の研究分野で未解決の問題やギャップを見つけることが有効です。また、指導教員や研究室のメンバーと相談しながら、自分の研究テーマが社会的・学術的にどのような価値を持つのかを確認しましょう。
このプロセスを通じて、魅力的で貢献度の高い研究テーマを選び出すことができます。
その②:論文の構成はどうすれば良いか?
修士論文の構成は、読者にとって理解しやすい形に整えることが大切です。
一般的な構成としては、「序論」「方法」「結果」「考察」「結論」の5つのセクションがあります。序論では、研究の背景や目的を明確にし、研究の必要性を説明します。方法のセクションでは、研究手法やデータ収集のプロセスを詳細に説明し、他の研究者が再現できるようにします。結果のセクションでは、調査や実験の結果を客観的に示し、考察ではその結果が持つ意味や解釈を深掘りします。最後に結論で研究の成果をまとめ、今後の課題や研究の方向性を提案します。
論文全体が一貫性を持ち、論理的に構成されていることが重要です。
その③:引用の形式はどのように統一すれば良いか?
引用は、論文の信頼性を高めるために欠かせない要素です。
しかし、引用形式が統一されていないと、読者に混乱を与えることになります。引用形式は主に、APAスタイルやMLAスタイル、シカゴスタイルなど、学術分野によって異なる規格が存在します。まずは、自分の分野で一般的に使用されている引用形式を確認し、それに従って統一することが大切です。大学や学会が指定する引用スタイルガイドラインもあるので、必ずそれに従いましょう。さらに、文献管理ツール(例:EndNoteやMendeley)を活用することで、引用の自動整形や管理が簡単になります。
これにより、引用漏れや不正確な引用を防ぎ、論文全体の一貫性を保つことができます。
その④:先行研究の調査はどの程度まで行うべきか?
先行研究の調査は、修士論文の質を高めるための重要なステップです。
基本的には、関連するすべての主要な研究をカバーする必要がありますが、量より質を重視することが大切です。先行研究の調査を始める際は、まずテーマに関連するキーワードを設定し、学術データベース(例:Google Scholar、PubMed、JSTORなど)を利用して幅広く文献を検索します。その後、文献の要約や引用数を参考に、最も影響力のある研究や最新の研究を重点的に読むと良いでしょう。また、指導教員からのアドバイスを受けることも、重要な研究を見逃さないための有効な手段です。
このようにして、必要な知識を網羅的に得つつ、研究の焦点を絞り込んでいくことが理想的です。
その⑤:オリジナリティをどう示せば良いか?
修士論文におけるオリジナリティは、その価値を決定する重要な要素です。
オリジナリティを示すためには、まず自分の研究が既存の研究とどのように異なるかを明確にする必要があります。これは、新しい視点を提供する、新たなデータを収集する、あるいは従来の理論や方法を異なる文脈で検証するなどの方法で達成できます。また、研究の背景や理論的枠組みを深掘りすることで、独自の仮説や結論を引き出すことが求められます。
オリジナリティを持つ論文は、他の研究者や学術コミュニティに新しい知見やアイデアを提供し、引用される価値が高まります。
その⑥:データ収集方法はどう選べば良いか?
修士論文におけるデータ収集方法の選択は、研究の信頼性と有効性に直結します。
収集方法を選ぶ際には、まず研究目的に最も適した方法を見極めることが重要です。例えば、実験研究ではコントロールの厳密さが求められるため、定量的なデータ収集が効果的です。一方、社会調査や人文科学分野では、インタビューやフィールドワークなど、定性的なデータ収集方法が適しています。さらに、データの信頼性と妥当性を担保するために、サンプルサイズの適切さや収集手順の明確さを確保する必要があります。
研究の目的や対象に応じて、複数のデータ収集方法を組み合わせることも一つの戦略です。
その⑦:論文の分量はどのくらいが適切か?
修士論文の分量は、研究内容や学術分野により異なりますが、一般的には70~100ページが目安です。
ただし、分量にこだわるあまり、内容が冗長になったり、逆に重要な情報が不足したりしないように注意が必要です。各章やセクションには明確な目的があり、それぞれが論文全体の論理構成に寄与することを確認しながら執筆を進めましょう。また、分量のバランスを保つために、執筆の初期段階で章ごとのページ数を計画し、定期的に進捗を確認することが効果的です。
大学や指導教員の指示も必ず確認し、それに従うことが大切です。
その⑧:執筆のスケジュール管理方法は?
修士論文の執筆において、スケジュール管理は不可欠です。
まず、最終提出期限から逆算して主要なマイルストーンを設定します。例えば、文献調査、データ収集、分析、執筆、校正など、各段階に対する期限を設定します。タスクごとの時間配分を明確にし、進捗を常に確認することで、計画に沿った執筆が可能になります。また、予期しないトラブルや遅れが生じた場合に備え、余裕を持ったスケジュールを作成しておくことも重要です。
スケジュール管理ツール(例:TrelloやNotion)を利用すると、効率的な進行管理ができるでしょう。
その⑨:論文提出後の発表に向けてどう準備すれば良いか?
論文提出後の発表準備は、研究成果を効果的に伝えるための重要なプロセスです。
まず、論文の要点を簡潔にまとめ、スライドを作成します。スライドは、視覚的にわかりやすく、ポイントを強調するために、図やグラフを活用しましょう。また、発表の練習を繰り返し行い、時間管理や質疑応答の準備も怠らないようにします。特に、専門外の聴衆にも理解してもらえるよう、専門用語の使用は最小限にし、簡単な言葉で説明することを心がけましょう。
最後に、発表の目的を明確にし、聴衆に何を伝えたいのかを意識しながら準備を進めることが大切です。
その⑩:誤字脱字のチェックや校正はどう行うべきか?
論文の誤字脱字や文法のミスは、研究の信頼性を損なう可能性があるため、入念なチェックが必要です。
まず、自分で一度全文を通して読み直し、誤りを修正します。その際、文法やスタイルに注意しながら、特に重要なセクションは複数回確認することが推奨されます。次に、第三者、例えば同僚や指導教員に校正を依頼し、客観的な視点からのフィードバックを受け取ると効果的です。また、校正ツール(例:GrammarlyやDeepL)を活用することで、さらなるミスを防ぐことができます。
最後に、時間をおいてから再度見直すことで、新たな視点で誤りを発見しやすくなります。
まとめ:修士論文のページ数は「100以上」
修士論文のページ数は一般的に100ページ以上が目安とされていますが、これはあくまで一つの基準であり、分野や指導教員の指示によって変わることがあります。
修士論文は、研究の背景、目的、方法、結果、考察、結論といった構成を持ち、研究の全過程を網羅的に記述する必要があるため、どうしても書くべき内容が多くなり、ページ数が増える傾向にあります。
さらに、修士論文を英語で執筆する場合は、日本語とは異なる文体や表現の違いにより、ページ数が増減する可能性があります。そのため、修士論文のページ数については、自分の研究内容や指導教員の方針をよく理解し、計画的に進めることが重要です。
最終的には、読者にとって分かりやすく、論理的な一貫性を保った内容であることが求められます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。以上です。
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