
確率思考の戦略論は初心者には難しいのか?
確率思考の戦略論を買おうと悩んでいて、内容を解説して欲しい!
今回はこんな疑問を解決していきます。
✔︎ 記事の内容
- 確率思考の戦略論は初心者には難しいのか?
- 確率思考の戦略論の要約・解説
- 確率思考の戦略論の評判
- 確率思考の戦略論の書評・感想
✔︎ 記事の信憑性

こんにちは!ふじあきです。
確率思考の戦略論は、USJを成功に導いた森岡 毅さんが書かれた本です。
USJを劇的に変えた数学マーケティングとは、どんなものなのか知りたいですよね。
しかし、確率思考の戦略論は初心者には内容が難しすぎるのかな?と思いますよね。
今回は、「確率思考の戦略論は初心者には難しいのか?」と「確率思考の戦略論の要約・解説」の二つのテーマに絞って、解説を進めていきます。
最後まで読んでみてくださいね。
では、やっていきましょう!
確率思考の戦略論は初心者にはむずかしいのか?【結論:難しい】


確率思考の戦略論は、結論:「難しい」です。
なぜかというと、本書のテーマが「確率思考」だからです。
数学の難しい公式が随所で出てきます。
しかし、初心者には難しいですが時間をかければ読むことが可能です。
数学が苦手な人でも理解できるように、結論と考え方の「美味しいところ」をピックアップしてわかりやすく伝えてくれます。
公式が出てきても、拒否反応を起こさずに軽く目を通す意識で読めば、最後まで読めると思います。
ちなみに、自分も難しいところは軽くしか読んでいません笑
それでは、本書の重要で筆者が特にここを伝えたいんだろうなというところを、切り取って要約し、解説していきます。
確率思考の戦略論の要約・解説


プレファレンスとは何なのか?【最重要キーワード】
本書の最重要キーワードは、「プレファレンス」です。
プレファレンスとは、消費者のブランドに対する相対的な好感度のことで、主にブランドエクイティー、価格、製品パフォーマンスの3つによって決定されています。
市場構造を決定づけている本質は、消費者のプレファレンスであるということなんです。
市場構造とは、「ある商品カテゴリーにおける、人々の意思と利害と行動が積み上がった全体としての業界の仕組みのこと」です。
次に、カテゴリーとは何か?
カテゴリーとは、「同じ目的で使用され同じようなほうほうで便益をあたえる製品・サービスの集まりのこと」です。
例えば、「スポーツカー」と「セダン」は同じ自動車カテゴリーです。
「ディズニー」と「ユニバ」は、テーマパークカテゴリーです。
それぞれのカテゴリーに対する消費者のプレファレンス自体の違いはありますが、プレファレンスに基づいてそれぞれのカテゴリーの構造が形成されるという全く同じ規則に従っているのです。
戦略の焦点は3つしかない
- Preference(好感度)
- Awereness(認知)
- Distribution(配荷)
最初からこの3つのビジネスドライバーに絞って、探していくことで、確率の高い戦略に早く辿り着くことできるそうです。
プレファレンスが上がれば、自社ブランドの最大ポテンシャルを上げることができ、自社ビジネスは成長していきます。
消費者が相対的に自社ブランドをより強く好むようになれば、ポテンシャルが上がるのは当然ですよね。
もし、プレファレンスが一定だとしても、認知率や配下率を上げることでもビジネスは成長していきます。
例えば、認知率=50%、配下率=50%だとすると、
プレファレンス=100%だとしても、そのブランドのポテンシャルは、
1.0✖️0.5✖️0.5=0.25なので、25%まで制限されることになります。
これは、本当は100個売れたにもかかわらず25個しか売れていないということになります。
このように、3つのビジネスドライバーの重要性がわかったと思います。
意思決定に「感情」は邪魔になる
急ですが、「サイコパス」とはなんでしょう?
サイコパスの一般的なイメージは、冷酷非常な凶悪連続殺人犯やテロリストを思い浮かべると思います。
しかし、サイコパス性とは、感情葛藤や人間関係のしがらみなどに迷うことなく、目的に対して純粋に正しい行動を取れる性質のことです。
暴力的なサイコパスは、その性質が犯罪に現れてしまっているだけなのです。
大企業のCEOや重役は、常人では心が切り裂かれるような意思決定をしなければいけない場面があります。
その時必要なのは、「サイコパス性」なのです。
「出世する」という目的に対して迷いなく行動できるという強みが発揮されています。
確率思考の戦略論の評判
確率思考の戦略論についての投稿を紹介させてもらいます!
確率思考の戦略論の書評・感想


一度読み進めると止めることができない作品でした。
マーケティングに興味を持てました。
マーケティングの知識がない初心者にも、内容は難しいですが理解できるように解説があったので、助かりました。
やはり、マーケティングを知る上では欠かせない名著であることは間違えないと思います。
特に、好きな章は4章の「数字に熱をこめろ!」でした。
サイコパスの定義は感情に左右されないで目的のために手段を選べることでした。
やはり、優秀な人ほどサイコパスに近づいていくんですかね?
努力すれば感情を捨てた意思決定をできると書いていたので自分も努力してみようと思います。
確率思考の戦略論 まとめ


ここまで読んでいただきありがとうございました。
要約なので、紹介し切れていない部分が山ほどあります。
もし興味があれば、ぜひ読んでみてください。
それから、森岡毅さんの書かれた本で「USJを劇的に変えたたった1つの考え方」もオススメです。
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