直木賞のオススメ作品を知りたい?初心者でも読みやすい作品だと助かる
今回はこんな疑問を解決していきます。
✔︎ 記事の内容
- 直木賞オススメ作品ランキング10選
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こんにちは!最近読書ができていなくてストレスがたまっているふじあきです。
今回は、直木賞オススメ作品ランキング10選を紹介していきます。
最後まで読んでみてくださいね。
では、やっていきましょう!
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直木賞オススメ作品ランキング10選
10位. 八月の銀の雪
あらすじ
耳を澄ませていよう。地球の奥底で、大切な何かが静かに降り積もる音に――。
不愛想で手際が悪い。コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系大学生、堀川に見せた真の姿とは(「八月の銀の雪」)。会社を辞め、一人旅をしていた辰朗は、凧を揚げる初老の男に出会う。その父親が太平洋戦争に従軍した気象技術者だったことを知り……(「十万年の西風」)。
科学の揺るぎない真実が、傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇。
新潮社『八月の銀の雪』裏表紙より
直木賞候補作品よね??
そうだよ。本屋大賞ノミネートもされているよ。
話の構成はものすごいシンプルだよ。しかし、優しくて安心する内容だったよ。
生き物が好きな人は外せない作品だよ。
- 全5作からなる短編集
- 表題作のタイトルの意味、珪藻アートの美しさ、に感動
- 生物の知識の多さが半端じゃない
9位. 下町ロケット
あらすじ
研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。
圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。
特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。
小学館文庫『下町ロケット』裏表紙より
知らない人はいない作品よね
ドラマ化もされたからね。
ロケットの話は、理系の人には響くものがあったと思う。
働くことの意味を教えてくれた名著です。
- 第145回直木賞受賞作
- 技術者の熱い魂がそこにある
- 390ページだが、非常に読みやすい
8位. 同志少女よ、敵を撃て
あらすじ
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?
早川書房『同志少女よ、敵を撃て』裏表紙より
2022年本屋大賞受賞!作品でもあるわよね?
そうだよ。
実際に起きた歴史に対する関係を感じさせられ、自分たちと無関係ではないことを強制的に感じさせられる作品。
- 2022年本屋大賞受賞
- たくさんの著名人から絶賛
- ストーリーの流れに吸い込まれる
7位. 童の神
あらすじ
「世を、人の心を変えるのだ」「人をあきらめない。それが我々の戦いだ」
――平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛……などの恐ろしげな名で呼ばれ、京人から蔑まれていた。
一方、安倍晴明が空前絶後の凶事と断じた日食の最中に、越後で生まれた桜暁丸は、父と故郷を奪った京人に復讐を誓っていた。
そして遂に桜暁丸は、童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑むが――。
差別なき世を熱望し、散っていった者たちへの、祈りの詩。
ハルキ文庫『童の神』裏表紙より
第160回直木賞の候補に入った作品だよね
そうだよ。「童の神」は、あとがきによると三部作となる予定らしいよ。
- 熱い男達の熱い言葉が心に響く
- 第160回直木賞候補作品!?
- 時代小説が苦手な人でも読みやすい
6位. 銀河鉄道の父
あらすじ
政次郎の長男・賢治は、適当な理由をつけては金の無心をするような困った息子。
政次郎は厳格な父親であろうと努めるも、賢治のためなら、とつい甘やかしてしまう。
やがて妹の病気を機に、賢治は筆を執るも――。
講談社文庫『銀河鉄道の父』裏表紙より
面白いけど、切ない終わり方だったわ…
父と子の関係に心が暖かくなるストーリーだったよ。
若い人が文学に触れるきっかけになる作品だと感じた。
- 宮澤賢治が好きなら読むべき
- 終始明るい話で読みやすい
- 一気に読み終わること間違いなし
5位. 少年と犬
あらすじ
2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか……
文藝春秋文庫『少年と犬』裏表紙より
第163回直木賞受賞した作品よね??
そうだよ。テーマは、「生と死」の短編集。
この作品は、読者を選ぶと感じたよ。自分は、ハマる側の人間でした。期待値以上の素晴らしい小説。ぜひ、読んでみてほしいな。
- 第163回直木賞受賞作!!
- テーマは、「生と死」の短編集
- 読者は選ぶが、傑作であることに間違いなし
4位. 黒牢城
あらすじ
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の集大成。『満願』『王とサーカス』の著者が辿り着いた、ミステリの精髄と歴史小説の王道。
KADOKAWA『黒牢城』裏表紙より
テーマは「時代小説×ミステリー」よね
ミステリとしても、歴史ものとしても極上のエンタメ作品だと思ったよ。登場人物が多いから、電子書籍よりも紙の書籍をおすすめします!読めばわかる半端ないやつです。
- 「先はわかる」けど「展開を読めない」
- 物語の加速感が素晴らしく、気持ちの良い読書感
- 官兵衛の強者感に注目!!
3位. ファーストラヴ
あらすじ
夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは?「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。
文春文庫『ファーストラブ』裏表紙より
「ファーストラブ」は直木賞を受賞しているのよね?
その通り!第159回直木賞受賞作だよ。
この作品のテーマは「性的虐待」なんだ。
重いテーマではあるけど柔らかい文章だから読みやすいよ。
- 親が子供に放つ言葉の重さが実感できる
- 人間の愚かさと暖かさが身にしみる作品
- 主演:北川景子「ファーストラブ」映画化
2位. 未来
あらすじ
「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。あなたはきっと、これはだれかのイタズラではないかと思っているはず。だけど、これは本物の未来からの手紙なのです」
湊かなえ「未来」より
少女にある一通の手紙が届いた。
どこにも居場所のない子供達に待ち受ける未来とは?
デビュー作「告白」から10年。湊かなえの魂の作品!!
双葉文庫『未来』裏表紙より
この作品の魅力はどこにある?
湊かなえの武器と言える登場人物ごと視点変化をうまく使っているところだね
- エピソードごとに視点が変化し、徐々に真実が現れていく展開
- 全ての真実が読むのが苦しくなるような内容
- 貧困から生まれる心の闇を湊かなえ流に表した作品。
1位. テスカトリポカ
あらすじ
メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。
角川文庫『テスカトリポカ』裏表紙より
直木賞と山本周五郎賞を2つも受賞するなんて恐れ多いわ
本当にすごい小説だよね。ミステリーとしては、一級品だと思うよ。この作品の主人公は、なんと「犯罪者」なんだ。圧倒的な情報量で語られる犯罪&宗教の世界は、底が見えないほど深かったよ。550ページとボリュームはあるけれど、気付いたら読み終わるほど引き込まれたよ。
- 第165回直木賞・第34回山本周五郎をダブル受賞!?
- テーマは、「宗教と犯罪」のミステリーの最高峰
- 550ページと長編だが飽きない文章力
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